この記事の対象サービス
- 🥚対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion
- 💻Web会議の見える化サービス Hylable
発問とは、授業中に先生が行う意図的な問いかけ(指導言)のこと。授業構成の核となる非常に重要な指導技術です。本記事では「有効な発問」を考え、指導技術を磨く上で参考にしたい、Hylable Discussionのデータの活用方法をご紹介します!
◆クラス全体への発問を考える場合
たとえば先生が話し合いのテーマを提示する際には、「今日の話し合いでは、〇〇について話し合ってみましょう」とシンプルな形で問いかけたり、「〇〇に賛成か反対か」と対立項目を設定してみたり、さまざまな発問方法が考えられます。
このようなクラス全体への発問でなにが有効かを考える場合は、異なる発問の仕方をした授業回のデータを見比べてみるのがおすすめです!
異なる発問をした授業回のデータを二つ以上用意したら、ディスカッションページで次の点に着目してみましょう!
総発話時間の棒グラフ
👉棒グラフの時間を足した合計が、実際の話し合いの時間よりも多くなっているかどうか?
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- 棒グラフはそれぞれのメンバーが発話していた時間を表しています。その合計が実際の話し合いの時間よりも多くなっていれば、話し合いが途切れることのない「有効な発問」だったと考えられます。
- 逆に棒グラフの時間を足した合計が実際の話し合いの時間よりも短い場合は、沈黙の時間が多くなるような発問だったと考えられます。
👉棒グラフの長さのバランスが良いか?
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- 発話時間の棒グラフに差があまりない方が、各メンバーが平等にコメントをして、活発に話し合うことができた「有効な発問」だったと考えられます。
ターンテイクのグラフ
👉メンバーそれぞれの間の線が太いかどうか?
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- すべての線が太い方が、全員がお互いに質問をしたり、コメントをしたりする「有効な発問」だったと考えられます。
発話量の時間変化のグラフ
👉山の最高地点の数値はどのくらいか?
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- メンバーそれぞれの発話量の合計のピークを表しています。
- この数値がより大きければ、「有効な発問」だと考えられます。
これらの観点に注目しながら異なる授業回のデータを見比べてみることで、クラス全体の話し合いを活性化させる「有効な発問」を見つけやすくなります!
◆グループごとへの発問を考える場合
児童・生徒たちが話し合いをしている最中、先生がグループごとに新しい発問をすることもあるでしょう。このような机間指導においてどのような発問が有効かを考える場合は、あらかじめ「先生席」を設定しておくとデータが見やすくなります。
「先生席」を設定する
ディスカッションページでメンバーと座席位置を設定する際に、児童・生徒それぞれの席だけでなく、「先生の座席」も設定しておきます。そして、先生は机間指導の際、あらかじめ設定しておいたこの「先生席」の位置からのみ、グループに話しかけるようにします。設定した「先生席」の位置になにかの目印を置いておくとよいでしょう。
このような「先生席」を設けると、発話量の時間変化のグラフでは先生が話したタイミングが見て取れるようになります。先生がどのタイミングでそのグループに参加して発問をしたか、介入のタイミングが分かりやすくなるのです。
👉発話量の時間変化のグラフはどう変化したか?
- 「先生席」で先生が発言をした後で、グループの発話量がより大きくなれば「有効な発問」だと考えられます。
先生がグループの話し合いに介入した前後で、グループの発話量がどのように変化したのか比較してみましょう!発問を受けたあとの児童・生徒たちの実際の会話を再生してみるのもおすすめです!
※「先生席」を活用するためには、静かな環境での録音が重要になります。空き教室を利用して1クラスの話し合いを2部屋に分け、録音の精度を上げている小学校もございます!
このように「先生席」を設定してデータを見比べてみることで、グループごとの話し合いを活性化させる「有効な発問」を見つけやすくなります!